久方ぶりの晨朝勤行にご出仕してみた
朝は6:00台とはいえ外は日も出ず、真っ暗だった。
家の近くのバス停で始発のバスが来るのを待つ。
この日は4:00には起床を済ませ、腹ごしらえを済ませておいた。
7:00から始まる【晨朝勤行/お朝事】にはまだ40分もある。
築地本願寺布教所はビルの二階にある。
細い路地に対面したマンションの【廂/ひさし】を借り、しばし御院家さんがやって来るのを待つ。
ビルの二階の小窓から僅かに、阿弥陀さまが微かに灯る明かりに照らし出された。(時間が近づくと無人で照明が点くようになっているらしい)
6:50くらいに御院家さんがやって来た。
わたしが元気な声で、ご挨拶すると、一瞬びっくりしたかのようなご様子だったが、駆け足で階段を上って行かれた。
御院家さんの後に続いて、さっそく室内に入ると、照明を点け、香炉に火をくべ、ロウソクに灯を灯し、お仏飯を供えて、楽屋で僧服にさささっとお着替えになる。朝の挨拶もそこそこに、阿弥陀さまに一礼、焼香し、お念仏を称えていたら、もうひとかた、女性の方がいらして来て、16日の【終活座談会】にお手伝いに来ていらしたNさんだった。
本日の【繰り越しご和讃の練習】の試し読みをして【正信念仏偈】から御院家さんに付いて『帰命無量寿如来…』からお勤めが始まる。【高僧和讃】の【善導大師】の終わり三首、続けて【源信大師】のはじめの三首が本日分であった。
… 唯可信斯高僧説
あとはお念仏。和讃、お念仏、和讃…と六首続けて繰りかえし。
そして最後に、善導大師の【観経疏/玄義分】のなかにある【回向句】
願似此功徳
平等施一切
同発菩提心
往生安楽国
さらに【蓮如上人/御文章】
の今日の【章】を御院家さんが拝読するのを謹んで聴き奉り、【真宗宗歌】を皆で歌い、今年から詠むことになった新しい「領解文」
(専如門主が定められたらしい)
を拝読して修了となる。
そして阿弥陀さまの前に歩み寄り、再び一礼お念仏。
帰り際に、思いもかけずに、御院家さんからたくさんのミカンと、築地本願寺のオリジナルバッグをいただいた。
バッグは築地本願寺オリジナルの様子で
なかなかオシャレであった。
(築地本願寺、相変わらずセンスいいなぁ笑)
有難うございます!御院家さま!