中国古箏の音色に魅せられて
久しぶりの更新です。
きのう、1月16日は【宗祖親鸞聖人】の【祥月命日】でした。京都の【本願寺本山】では
足かけ8日間にわたり【報恩講】
です。
【閑話休題】
1月13日の土曜日に、十条自衛隊駐屯地近くの中央公園文化センターまで、足を運び、中国上海出身の【伍芳/Wu-Fang】さんの中国伝統の【古箏】のコンサートに行って来ました。100名ほどの小さな会場で満席だったので、両脇の壁際に立って並んでいるスタッフの方たちと並び、壁際で立ったまま拝聴しました。【伍芳】さんの身長よりも高く、【絃】も日本の琴より多いように見えた。
伍芳さんの爪弾く古箏の音色は、ときに聴き取るのに耳をそばだてるほど、小さく繊細で、ときに激しくダイナミックな音を立てる。そして連続する滑らかな響き。1時間20分ほどの演奏だったが、演奏の合間のMCで、【阪神・淡路大震災】で最愛のお姉さんを亡くされたエピソードや、京都宇治の興正寺へ続く参道への想いを曲にした【琴坂】、ユーミンの名曲中の名曲【春よ、来い】など息を呑む演奏が間近で聴けた。帰りがけに【伍芳】さんと少しだけ、言葉を交わした。
神戸と東京で古箏の個人教室を開いているという。
外に出て見るとベタ雪が降り出し、すぐ雨に変わった。濡れながら家までたどり着いた。感慨深いコンサートだった。
2024年築地本願寺慶讃法要について
親鸞聖人御誕生八百五十年
立教開宗八百年記念
【慶讃法要(きょうさんほうよう)】
昨年2023年に京都西本願寺で50年に一度の【慶讃法要】が執り行われました。
そして、今年2024年の4月26日から4月29日の4日間の間、【築地本願寺】でも、この【慶讃法要】が執り行われます。
今朝のお朝事の後に、御院家さんに【王子布教所】からとして、この【慶讃法要】に参加できないかどうかお伺いを立てました。
【団体参拝】ですので、一定人数のひとが参加する必要がありそうです。少なくとも5名以上でしょう。
【築地本願寺】では今、建物の老朽化で、修理、補強、耐震設計の見直しを図るために【懇志】を広く募っているところです。
50年に一度の【特別な法要】ですので、参加して見たいです。
年末年始の近況報告です
昨年の大晦日から年明けの本日1/2までの近況報告をさせていただきたいと思います。
お目どおりに適うかどうかは判りませんが、どうかお許しくださいませ。
大晦日の日、昨年の12/31に仏さまにお供えする為の「仏花」を求めに外出中、お昼過ぎ頃、ふだんは刺し身や魚料理の美味しいお店の前で、甘酒を無料で供与していただきました。
インスタ挙げするつもりはないので、撮影するのは控えさせていただきましたが、紙コップいっぱい、熱々で米糠の粒々の舌触りがとても心地よく、こんな美味しいと思う甘酒は、はじめていただきました。
女将さん、ありがとうございました!!
年が明けて2024年1/1の朝7時より、わたしの所属寺院でいつもの晨朝勤行を、
一番始めに戻って、【正信念仏偈】の後に、念仏、念仏和讃(浄土和讃)弥陀成仏のこのかたは
いまに十劫をへたまへりの六首の御和讃とを交互に繰り読みした後、善導大師の【帰三宝偈】の最後の句の【回向句】
願似此功徳
平等施一切
同発菩提心
往生安楽国
で締めます。
【御文章】は朔分に戻り【聖人一流章】「聖人一流御勧化のおもむきは・信心をもって本とせられ候、」を御院家さんが、拝読されるのを恭しく拝聴し、今月いっぱいは、「私たちのちかい」を唱和して、最後に、【恩徳讃】を合唱してお勤め修了です。
10時から【元旦会】があるというので、いったん家まで帰り、再度またのご出仕です。
阿弥陀さまの右端には、赤色のロウソクが灯り、両御前には二段重ねの大きな鏡もち、手前にはお仏飯が供えられています。お祝い事のときには赤色のロウソクにするのです。
【正信念仏偈】には、大雑把に【草譜】と【行譜】の二種類の読み方があり、ふだんからするお勤めの方は【草譜】を用いますが、お正月等、お祝いするときには【行譜】を用います。
この二つは節廻しが全然違います。
【行譜】の方はより複雑な節廻しとなっています。(ちなみにお西とお東どちらも、ふたとおりの誦み方があり、お東はふだんは【行譜】)をお使いになるらしいですが、元々お西とお東では、節廻しそのものが違うのでしょう。
お勤めのあとに、【坊守さん】一緒になって、参詣者ひとりひとりに【お屠蘇】が振舞われました。
甘い甘い日本酒でした。とても口に合いましたよ。
小さなお子さん連れのお父さんも来てくださいました。男の子でしたが、その小さな手には、これもまた橙色をした小さなお念珠を持っていて、クリクリしたつぶらな瞳を輝かせていました。
1/2の今日は富山からわざわざ東京まで来ていらした女性が、ご出仕してくださいました。能登半島沖地震をやはり心配されていました。皆、心配しています。
彼女はこの後、飛行機で富山に帰るそうです。富山も結構揺れたみたいです。
なもあみだぶつ
なもあみだぶつ
なもあみだぶつ
結果、仮想「Jazz コンサート」には……
画像は、2023/12/26 当日の「帝京高校吹奏楽部 第49回定期演奏会 北とぴあ Jazz コンサート」teikyojazz channel
【X/Twitter】より拝借させていただきました。
どのような演目だったかは不明
2023/12/26 16:00 開場
16:30 開演
北とぴあ さくらホール
ほんとうは本日のメイン・イベントになる程、楽しみにしていた『Jazz コンサート』
12:00から診療開始の表参道にあるクリニックに行って、帰って来て、宅配便の受け取りラッシュで、極めつけは3畳もある「ラグ」の受け取りとセッティング。
家に戻ってきて開場まで1時間ほどしか残されていない。バスの時刻を確認して
20分間横になって休むつもりが、寝過ごした。
帝京高校吹奏楽部の「Jazz コンサート」結局行けなかった。
今日はクリニックと荷物の受け取りに振り回されっぱなしの一日でした,www
朝念仏夕題目?! これで無間地獄必定?
顕正会の友人が、一緒にお題目を唱えてみないか、と誘ってくれたので、断る理由もなく快くOKした。
午後3時頃、家までやって来た。
携帯から電話してくれて、今玄関の前にいると言う。
ノックしてそのまま入ってくれれば良いのに、と半ば苦笑しながら、ドアは開いたままなのでそのままお入りください、と伝える。
挨拶もそこそこにお念珠を貸していただいて簡単な説明を受ける。細長い念珠の両端にはそれぞれ、3つと2つの小さな白い梵天が付いていて、3つの方が頭と手を、2つの方が足を表していると言われた。お念珠をひとひねりしたうえで、梵天を両手の中指に来るように掛け、そのまま合掌する。これで準備OK
あとは【本門の御戒壇】のあると言われる富士山の方に向き直って、お題目を唱える。友人がまずゆっくりと『ナーンミョーウホーレーンゲーキョウ』と3回唱えたあとに、スピードをUpして5分間、唱題し、最後また友人が3回『南無妙法蓮華経』と唱え終了。
学会のように、唱題の間、お念珠を繰り合わせることはしない。静かにひたすらお題目を唱える。
【閑話休題】
唱題が終わったあと、わたしが
「実は朝、お念仏を称えて来ましたよ」
「お念仏を称えていると、涙がこぼれそうになるんです」
「毎朝、6時に起きて近くの寺院でお念仏称えています」
と説明すると、友人は呆気に取られていた。
が、すぐに自分たちの正しさを主張し始める。
わたしも念仏者の立場から、念仏の意義を説明する。けれどもやはり平行線のままである。
「今日は、これくらいにして起きましょう、お会いした時から、わたしが念仏者であるという事はお伝えしてあるはずです」
友人は怒るでもなく、納得して静かに帰って行った。